光学素子
光を高度に制御して、様々な分野で新しい価値を創出します。
光通信、IT、医療、自動車、FAなどの広い分野で、光を活用した光学部品が使用されており、光学レンズや光学素子による光制御のニーズが拡大しています。
光をロス無く伝送し、集め、拡散させるような、高度な光制御が可能な光学素子が、プロセスの小型化、軽量化、省スペース化に貢献しています。
新しいナノ構造光学素子による高度な光制御と信頼性向上
ITや自動車など多くの分野で様々な光学素子が使用されています。
特に近年は、拡張現実・仮想現実(AR・VR)、自動運転LiDAR等に向けて、高度な光制御を行うための新しい光学素子への期待が高まっています。
NSGは、ナノメートルオーダーの凹凸構造を持つ回折格子・回折光学素子(DOE)として、ガラスナノインプリントを開発しました。
このナノ構造光学素子では、独自のゾルゲルガラス材料とナノインプリント技術を組み合わせることで、ナノスケールでの構造が制御・成形されています。
ナノ構造による高度な光制御とゾルゲルガラスによる優れた耐環境性(耐熱性・耐光性)が、次世代の光学素子を支えます。
光学設計・加工技術と有機無機ハイブリッド技術の融合による、光学制御、耐環境性、量産加工性の改善
光通信・ITの他、医療、自動車、FAなど、幅広い分野で光学素子による高度な光制御が求められています。
発光素子の光を集めて、小さな光ファイバーのコアやセンサーに効率よく結合させたり、光を所定の角度と強度分布で拡散させ、光センシングに使用したりするようなニーズが存在しています。
NSGで開発されたマイクロレンズアレイは、マイクロメートル単位の大きさのレンズを連続して配置した製品で、用途に応じてレンズの形状、大きさ、配置等を設計でき、光の集約・拡散のために広く使用されています。
NSGは、オプトロニクス関連製品の開発や生産で培ってきた光学設計技術を、ガラスと樹脂の有機無機ハイブリッド技術を組み合わせて、光学制御に優れかつ耐環境性・量産加工性を兼ね備えた光学素子を開発しています。